英語

出題傾向

出題傾向 試験時間は60分、100点満点。

2月1日はM方式、他の日程はA方式で、M方式とA方式では傾向が少し変わる。

M方式

[Ⅰ]500字程度の長文。空所補充、同義語選択、内容一致の3問。
[Ⅱ]グラフに関する150字程度の中文。空所補充。または280字程度の中文。同義語選択。
[Ⅲ]会話文。内容把握の英問英答。
[Ⅳ] 整序英作文。
[Ⅴ] 適語選択。

A方式

[Ⅰ]500字程度の長文。空所補充、同義語選択、内容一致(英問英答)各5問の大問3問。
[Ⅱ]グラフに関する150字程度の中文の空所補充5問。
[Ⅲ]2名による対話文の空所補充5問。
[Ⅳ]適語選択10問。
[Ⅴ]整序英作文5問。


対策

M方式は、読解問題対策として、日ごろからまとまった文を読んでおくことが必要だ。

精読よりも速読の方がいい。

長文の空所補充と、文法の適語選択では、文法知識と熟語、構文の知識が問われる。

読解の同義語選択では、語彙力も問われる。

文法、構文、語彙、速読と、すべての分野において準備が必要だ。ただし難易度は高くない。

A方式についても、[Ⅰ]の読解対策はM方式と同じく、日ごろからまとまった文を読んでおくことが必要になる。精読よりも速読する方がいい。

また、評論文よりも、ニュースや雑誌の記事からの出題が多いので、The Japan News(日刊)や、The Japan Times alpha(週刊)など(どちらも対訳が付いている)を、日ごろから読んでおくのもいいだろう。

[Ⅳ]の適語選択が10問と多いので、ここを確実に得点していかないと、合格には届かない。標準レベルの英文法の問題集を、最低3冊はやり切って、適語選択で高得点を獲得しよう。

[Ⅴ]の整序英作文は、6つの単語を並べ替えるのだが、答えるのはそのうちの1か所である。文法や構文の正確な知識があれば、正解にたどり着くことはできる。

以前は、和訳や英作文などの記述部分がA方式にはあったが、今はすべてマークでの客観問題になっている。

合格ラインは上がっていると考えた方がいい。難易度はそれほど高くないので、高得点を目指して頑張ろう!




国語

傾向

試験時間は60分、100点満点。

現代文(評論もしくは随筆)+現代文(小説)+古典(古文)+古典(古文/漢文のどちらかを選択)の4題からなる。基本的には選択肢(マークセンス)式解答と記述式解答とが併用されている。総回答数に対して選択肢式解答は全体の7割程度、記述式解答は漢字の読み書きも含めて3割程度というのが標準的である。古文や漢文の問題にも手書きの解答がある。

現代文は、第1問で評論か随筆、第2問で小説を本文として取り上げることが多い。現代文については、接続詞や語句などの空欄補充、脱文の挿入、同内容の言い換え部分などの抜き出し、漢字の読み書きといった設問は必ず出題されている。

漢字の読み書きに関しては、そのほとんどが記述式解答で、まれに選択肢式解答が課されることがある。

その他、内容真偽や慣用表現にまつわる出題も見られ、まれに文学史も出題されている。

設問数は、二題合わせて15~18問ほどである。評論か随筆は、言語や文化分野からの出題が多い。難易度は標準~やや難しい。

第3問は、古文が必須となっており、第4問が古文、第5問が漢文で、どちらかを選択する形になる。古文・漢文は、センター試験のような長い文章が出るわけではなく、設問数も4、5問程度。単語、文法、句法の知識問題と傍線部解釈が中心である。ただし、記述式解答の問題が1問程度必ずある。

古文については中古~中世の文章が多く、随筆や戦記物の出題が目立つ。漢文については史伝や思想というジャンルを中心に、比較的ポピュラーな作品が取り上げられることが多い。


対策

評論や随筆はテーマをしっかりと掴み、筆者の意見がどこに書いてあるのかを把握すること。

また小説においては、場面設定(時代背景、場所、季節など)、登場人物の行動・心情を把握することである。

いずれにしても、現代文については何度も繰り返して出てくる表現に注目することで、文章全体が理解できるだけでなく、同内容の語句の抜き出し問題などにも対応できるだろう。やや難易度の高い練習問題で何度も練習しておくとよい。

漢字に関してはかなり難しく、読みの問題は、知っていないと書けない場合が多いので、普段から難度の高い漢字練習問題に取り組んでおくべきである。また漢字の記述問題は、トメ・ハネなど正しく書けるようにしておくこと。このあたりは普段からの練習がものを言うだろう。

古文漢文は、難しくはないが、60分という時間制約があるので、10分以内と時間を決めて先に問題を見て、知識で片付けられそうなものを選んで、やってしまった方がいいかもしれない。




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